1994-01-19
「週刊少年サンデー」5号で連載開始
青山剛昌(当時31歳)の本命作。前作『YAIBA』(1988-1993)の連載終了直後。シャーロック・ホームズ愛とアガサ・クリスティ愛が反映された世界観で、「小学生に戻った高校生探偵」という設定が当時の少年マンガでは異例だった。
1994-06-15
単行本第1巻発売
青山自身の幼少期からの推理小説愛が反映された世界観。初期から謎解きファンの口コミで拡大。
1996-01-08
TVアニメ放送開始(読売テレビ・トムスエンタテインメント制作)
連載開始から2年でアニメ化、視聴率20%級でゴールデン枠定着。「水曜19時30分」枠で家族視聴を獲得し、「コナン世代」の小学生がそのまま継続視聴する基盤を作る。TVアニメ30年放送の起点。
1997-04-19
劇場版第1作『時計じかけの摩天楼』公開、興行11億円
以降、年1本ペースで劇場版を制作・公開する慣行が確立。東宝配給で安定した興行を実現し、「4月のコナン劇場版」が日本の春の風物詩になる。この「年1本」のリズムが、コナンファンの年間消費サイクルを作る。
2000年代
TVアニメ視聴率15-20%維持、劇場版国内興行20-30億円安定
「コナン世代」の小学生がそのまま中高生・大学生へ。「安定した中ヒット」を毎年積み重ねる時代。
2007-04
劇場版第11作、累計1億部突破・海外20カ国で翻訳出版
海外展開が本格化。特にフランス(Kana)・ドイツ(Egmont Manga)・韓国が主要市場に。
2010-04
劇場版第14作『天空の難破船』、興行30億円突破
興行30億円が新標準になり、ここから右肩上がりの伸びが始まる。
2014-04
劇場版第18作『異次元の狙撃手』、興行40億円超・連載20周年・累計1.7億部突破
20周年記念で国内の注目度が高まる。累計1.7億部は当時の少年サンデー連載作品では最大。
2017-04-15
劇場版第21作『から紅の恋歌』、興行68.9億円(過去最高)
「コナン女子」現象 — 安室透(バーボン)の登場で中年女性ファンが爆発的に増加。安室透は「黒の組織と公安の二重スパイ」という設定で、ハンサム・ミステリアス・有能な要素を全て備える。
2018-04-13
劇場版第22作『ゼロの執行人』、興行91.8億円・国内年間興行1位
日本実写・アニメ含む全作品中で国内年間興行1位。「コナン女子」現象が頂点に達し、「中年女性が同じ映画を10回観に行く」現象がSNSで話題化。
2019-04-12
劇場版第23作『紺青の拳』、興行93.7億円
シンガポールを舞台、海外ロケ撮影。海外からの注目度が上がる。
2021-04-16
劇場版第24作『緋色の弾丸』、興行76.5億円
コロナ禍でも興行強さを発揮。コロナ影響で前年(2020年)から延期された公開にもかかわらず高水準を維持。
2022-04-15
劇場版第25作『ハロウィンの花嫁』、興行97.8億円
コロナ禍明けの反動増加もあり、安室透・赤井秀一同時登場で女性ファン動員。
2023-04-14
劇場版第26作『黒鉄の魚影』、興行138.0億円・日本国内興行1位(2023年)
コナン史上最高興行記録(当時)、日本国内年間興行1位を獲得。鬼滅の刃ピーク後の興行ランキングでコナンが1位を獲得したことは業界の驚きをもって受け止められた。
2024-04-12
劇場版第27作『100万ドルの五稜星』、興行147.0億円・全世界150億円超(コナン史上最高記録 連続更新)
北海道・函館を舞台としたストーリー。地方観光誘致効果も生む。Netflix海外配信権(2024-)との連動で、世界190カ国でコナンが視聴可能になり、海外ファン層拡大の起点となった。
2024-06
累計世界2.7億部突破
連載30年で2.7億部。国内マンガ史でONE PIECE・DRAGON BALLに次ぐ第3位。「派手にバズらず、毎年確実に売れ続けて積み上げた2.7億部」は長期連載モデルの完成形。
2025-04-18
劇場版第28作『隻眼の残像』、興行135億円
2年連続で国内興行ランキングTOP1〜2を維持。
2026-04
劇場版第29作公開予定(未発表)、TVアニメ放送継続中
連載31年、TVアニメ放送30年突破。青山剛昌(62歳)も連載継続中。「黒の組織」のラスボス対決はまだ完結していない。